工事状況

路面切削が終了してから調査期間を経て、お盆明けの8月20日から舗装打換えを行いました。舗装のひび割れ等の損傷が下層まで及んでいるところは、既設の舗装を全て撤去して新しい舗装に打換えます。

通常はバックホウによる舗装取壊しを切削機械で行うことで工程の短縮が図れます。

アスファルトフィニッシャーという機械でアスファルト合材を所定の厚さで敷均します。

外気温30℃を超える中、約150℃のアスファルト合材を止まることなくゆっくりと前進

して敷均していきます🥵

アスファルト合材を敷均した後は、まだ温かいうちに転圧機械で締め固めます。

一次転圧は鉄輪のマカダムローラーで、二次転圧はゴムタイヤのタイヤローラーで

締め固めます。

その後路面温度が50℃以下になったら交通開放します。道路の交通規制は夕方の

帰宅ラッシュが始まる17時までには必ず開放しなければなりません。

まさに時間との勝負!!現場に無駄な動きは一切ありません👷🏻‍♂️

俎柳地区の子供会行事の夏祭りに参加し、重機の乗車体験や子ども免許証の発行、ドロー

ンでの記念撮影等を実施しました。当日は100名を超える子どもと保護者が来場し、大盛況で

した。

重機の乗車体験😆

当社保有のドローン2台を展示しました‼️

ドローンの空中映像に子供達も興味津々🙂

今回の現場は赤湯バイパスを規制した現道上となるので、現場内に作業員休憩所を設置する

ことができないため、エアコン完備の移動式休憩車を導入しました。2tトラックをベースと

したゆったりとしたスペースがあるので、6人程度は十分に休憩することができます。

今後梅雨明けするとまだまだ気温が高くなることが予想されますので、熱中症対策として活

用していきたいと思います。

移動式休憩車

広々とした室内🍵エアコン完備!!

熱中症対策グッズなども常備しています!!

本工事ではICT建機(路面切削機)を活用した施工を行いました。事前に実施した3次元測量

データから切削深さ等を決定し、そのデータに基づき、GNSS(衛星測位システム)を受信し

た切削機械が正確な位置・深さで施工していくことが可能となります。

ICT建機(路面切削機)での施工状況

オペレーターは位置(XY座標)及び深さ(Z)等の各種情報を表示したディスプレイを確認しながら施工します。

施工しながらリアルタイムに施工履歴データを取得しクラウドサーバに送信されるため、現

場事務所でも切削出来形を確認することができます。今回初めて取り入れた施工管理方法で

したが、非常に良好な結果で施工箇所全て規格値を満足することができました。

7月10日からいよいよ本施工がスタートしました。施工初日の朝礼では片側交互通行規制の手

順、各作業員、交通誘導員の配置等について入念に説明を行ってから施工を開始しました。

ラジオ体操からスタートし身体をほぐします!!

朝礼では規制方法や各人員の配置について説明します。

6月20日に本工事に入場予定の下請業者や元請職員等を対象に、建設業労働災害防止協会によ

る安全衛生教育をワトワセンター南陽で実施しました。本工事の安全重点事項となる建設機

械の災害防止や熱中症防止等に関する内容を重点的に教育して頂きました。

ただ講和を聞くだけでなく、安全に関する問題を全員に出題されたり、転びの予防体力

チェックでは全身を使った動きをしたり、長時間でしたが楽しみながら受講することができ

ました。

また、午後からは現場事務所へ移動し実技訓練を行いました。上からの飛来落下に対する訓練や安全帯使用の訓練、現地KY等を行い、暑い日差しの中でしたが、様々な訓練を体験できたので、安全に対する意識がまた一段と高まったように思います。

無事故無災害で完成できるよう現場関係者全員が一丸となって安全第一で工事を行っていき

ます!

労働安全コンサルタント 三河氏による安全講和⬆️


転びの予防体力チェック⬆️

安全ネットの荷重体験⬆️

フルハーネス安全帯の使用体験⬆️

現地KYの実技

施工範囲が決定したので、現況の舗装を測定し新しい舗装の計画を行うため、レーザース

キャナーを活用した3次元起工測量を実施しました。今までの測量と違い路肩部で計測できる

ので車線規制を行わず安全に測量することができました。

現場事務所前の歩道に工事情報を表示した大型ディスプレイによるデジタルサイネージを設

置しました。工事内容や設計図、工程表などを画面にタッチして自由に閲覧することができ

ます。

また、現場のホームページや当社のICT推進事業部のホームページも閲覧できますので、当社の様々な活動をぜひご覧ください!

路面性状測定車を使用し施工範囲の路面調査を行いました。路面の縦断、横断方向の凹凸や

ひび割れ率を測定することで、補修方法や施工範囲の検討を行います。

路面性状調査によりおおよその路面状況が把握できた後、路面の損傷が激しいところで、コ

ア抜き調査を実施しひび割れの深さや舗装の厚さを測定しました。これでさらに詳細な舗装

の構造を知ることが出来ました。